九谷井出製 錦極上手武者図特大皿 明治期 古美術品
◆明治から大正期 九谷井出製、
サイズ | 径 約46.0cm 高さ 約6.0cm |
井出製:
明治三九年(一九〇六)二月、能美郡寺井町湯谷に井出善太郎によって九谷焼杯土と磁器の生産を目的として設立された九谷原石破砕株式会社は大正三年(一九 一四)から硬質陶器の生産をはじめる。大正三年とは第一次世界大戦が始まった年で、それまでヨーロッパから洋食器を買っていた国々が、戦争のため輸入が止 まり、これを日本に求めた時であった。同社はその波に乗ったわけである。大正六年(一九一七)には社名を加賀製陶所と変更したが、昭和三三年(一九五八) には現社名の井出製陶株式会社となり今日に至っている。同じく大正六、七年頃、小松製陶株式会社が創設され、主に衛生陶器の製造に当たる。
辰口町史第3巻近代編 257~258頁
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